バッテリー保管時に気を付けたい3つのこと

2020.09.09

カメラによく使われているリチウムイオンバッテリーは意外とデリケートです。
カメラを毎日使う人はそれほど気にしなくていいかもしれませんが、年に数回しか使わないなら、 これから挙げる3つの事をやっておけば、リチウムイオンバッテリーを安全に長く使うことができます。

1.カメラ本体からバッテリーを取り外しておく

デジタルカメラは電源を切った状態でも、バッテリーを少しずつ電力を消費します。
バッテリーが充分ある状態でも、長期間カメラ本体に挿入したままだと、いつの間にか電源が入らなくなってしまいます。
こうなると次に挙げる過放電のリスクが高くなってしまいます。

2.過放電はダメ、満充電もダメ

リチウムイオンバッテリーは、通常はある程度まで放電すると、安全な電圧で放電が止まる仕組みになっています。
ただし、放電状態で長期間保存している場合は、リチウムイオンバッテリーの自己放電によりさらに放電が進行し、気づいたら過放電になっていることがあります。
一次的に過放電状態になるくらいでは、ほとんどの場合問題はありませんが、過放電状態が長く続くとバッテリーの劣化が進み、再び充電しても本来の性能が発揮できなくなります。
また、満充電状態で長期間放置するのもお勧めできません。
満充電状態はバッテリー内部の電池材料に負荷がかかった状態となり、こちらも劣化の原因になります。
長期間バッテリーを使用しないときは、中程度(50~30%くらい)の充電状態での保管が無難です。

3.できれば冷暗所に保管、高温はNG

リチウムイオンバッテリーは高温になればなるほど化学反応が進み、劣化が早まります。
そのため冷暗所(室温が低く安定した場所)での保管をお勧めします。
ただし通常の室温であればそこまで神経質になる必要はありません。
※冷蔵庫での保管は、庫内の温度が安定しないため、結露が発生し逆に劣化させてしまう恐れがありますので、やめておきましょう。

もし、バッテリーが膨張してきたら・・・

バッテリーパックの側面が膨らんできたら、バッテリーの劣化が進んでいる兆候です。
破裂や発火などはそうそう起きるものではありませんが、カメラ本体から取り外せなくなることがあります。
膨張しているようなら早めに新しいバッテリーに交換しましょう。

 

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