カメラを買っていざ使おうと思ったとき、たいていの人は、自動で絞りやシャッター速度を調節してくれるモードを使うでしょう。
しかし、もしあなたがカメラで今よりもっと上手く撮ろうと考えているなら絞りについてしっかりと理解しておかなくてはなりません。
そこで今回は、絞りについてと、その使い方について解説していこうと思います。
絞りとは?
絞りは、上の写真にある光を取り込む部分のことを指します。
絞りはカメラでいう「F値」というもので、F○○という形で表されています。この○○の部分には数字が入るのですが、数字が小さいと光の取り込まれる量が多く、数字が大きいと光の取り込まれる量が少なくなります。
また、この絞りは、ピントの合っている範囲にも影響してきます。数字が小さいとピントの合う範囲が狭く、まわりがぼける写真になります。数字が大きいと、ピントの合う範囲が広く、写真全体にピントが合います。
絞りを使う場面
料理や人物など
F値を下げると、被写体を際立たせることができます。例えば料理や人物の写真では、まわりをぼかした状態で明るく撮れるため、ふんわりとした印象が出ます。この場合、レンズの性能にもよりますが、できるだけ解放するとよいです。
この写真では、手前の白ワインにピントを合わせ、奥の赤ワインがぼやけるように絞り開放でF値を小さくしています。明るすぎるなと感じたときは露出をマイナス補正するとよいでしょう。
風景など
F値を上げると、全体にピントが合います。風景写真では、手前から奥までピントを合わせることによって迫力を出すことができます。絞る場合はF8.0~F11くらいがよいです。あまりにも絞りすぎると画質が悪くなるといわれています。
この写真では、景色が遠くの水平線まで見えたので、どこまでも景色が続く様子を表すために、絞りました。
まとめ
今回は絞りの目的について解説しました。
絞りを開放するとまわりをぼやかすことができ、絞りを絞るとシャープに移すことができます。また、それに伴って、画像は明るくなったり、暗くなったりします。
絞りは、シャッタースピード、ISO感度と並んで重要な仕組みなので、しっかりマスターしてください。まずは習うより慣れろです。ご自身でいろいろ数値を変えて、いろいろなものを撮ってみてください。これをマスターすると表現の幅が劇的に広がります。
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